行政学卒論レジメ   清水文香

「新しい図書環境づくり −伊仙町を例に−」

 

徳之島三町のうち、他二町は図書館があるが、伊仙町にはない(徳之島町は、更に新しい図書館建設計画があるにも関わらず→予算はどこからなんだろう? 徳之島町図書館長がおっしゃるには、町民の税金から)。誰でもやはり、図書施設が充実している町の方に住みたいと思うだろう。他二町に比べ、図書サービスの整っていない伊仙町の現状に疑問を抱き、このテーマにした。夏休みを利用して、「なぜ伊仙町だけ図書館ができないのか」などを調べていくにつれ、あることがはっきりしてきた。

     国が文化面に予算の重点を置いていた時代、伊仙町は道路建設などにのみ重点を置いていた。

     予算がない(国からの補助金、期待できない)→元診療所に建設計画

     合併の動きがある(今作っても、意味ない。他の市町村の図書館を利用したらという事になるのか?)

     行政職員によって、図書館建設の事実が違う

 

 

つまり「当面、図書館建設は期待できない」という事だ。では、今ある予算、資源、人材、アイデアを利用して伊仙町ならではの図書館はできないのか。

まず、現状からみる

     伊仙町の現状

     他二町の図書館に行くのに、時間、距離的に大変→それを裏付けるものとして・・・)

 

徳之島町立図書館の町外登録者数

 

     

 

 

  一般

 

  児童

 

  合計

徳之島町

506

934

1440

 

天城町

 

  29

 

  5

 

  34

伊仙町

 

  157

 

 42

 

 199

合計

 

 

 

 

 

 

伊仙町公民館図書室の年間利用者数と貸し出し冊数(平成13年)

 

 

 

 

一般

 

児童

 

団体

 

合計

 

年間利用者数(人)

 

 

447

 

 

520

 

 

50

 

 

1017

 

年間貸し出し冊数(冊)

 

 

907

 

1888

 

 

 

2795

 

 

・奄美大島群島で見ても、1人当貸し出し平均冊数一番低い。また蔵書冊数も二番目に低い( 平成13年度 「奄美の読書施設」−鹿児島県立図書館奄美分館 鹿児島県図書館協会奄美支部−より)

 

 

一方で、

・唯一専門司書を学校に置いているのは伊仙町のみ(宇都宮市の小学校においても駐在しているケースはほとんどない)

 

 

1、本の充実

−・予算の計画によるので、伊仙町のHPから全国に向けて「本の寄贈の発信できないか」、また地域の人同士がいらなくなった本を集める。

・本屋で売れ残り、動きの悪い本を低価格で仕入れる事はできないのかな)

 

2、専門家(図書司書)を配置する−現在任務されているのは、全水道局職員(お奨めの本を聞いても、専門家じゃないから分からないのだろう)

(伊仙町の小中学校に11人の司書の方がいるので、彼らにシフト制を組んで、見回りまたは運営できないものか?)→宇都宮市では現に、見回りやっている)

 

3、・ボランティアグループの養成−宇都宮市立図書館などがやっているような「ブックトーク」の導入→図書環境少しづつ変わっていくのでは・・・

 

     読み聞かせグループとのつながり(若葉かおる会)

     公民館の主催する生涯学習グループ「子育てサークル」をも盛り込む

→少人数では負担になるし

 

 

 

図書館、住民から活発にならないと行政は動かない 私は、この夏休みのインタビューを通してそう感じた。だからこそ、行政を待つだけでは変わらない。住民の手で作ることが大切だ。